ご挨拶

 この度、岩松会長の後任として全国測量設計業協会連合会の会長職を拝命いたしました。これまで野瀬・方波見・岩松と3人の会長の下で副会長を務めさせていただきました。3名の会長の下で学び経験したことを糧に全測連の活動を推進していく所存です。

 さて今年は1月1日に能登半島で大規模な地震が発生して多くの尊い命が奪われ今なお多くの人々が不自由な避難生活を余儀なくされています。少しずつ復旧は進んでいますが元の生活を取り戻すためには我々測量設計業をはじめとする建設産業の力は必要不可欠であり今後ますますその重要性は増してくるものと思われます。

 昨年の参院本会議で国土強靱化基本法の改正法が賛成多数で成立しました。
国土強靱化については「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」(平成30~令和2年)、「防災・減災、国土強靱化のための5ヵ年加速化対策」(令和3年~7年)により、強力に推進されてきましたが「5ヵ年加速化対策」は令和7年で終わりを迎えます。新たな強靭化計画と予算の確保が求められるところです。全測連としましても建設産業の一員として強力に要望しているところです。

 また、測量設計業を含むすべての産業において担い手不足は深刻な問題となっています。国土交通省においては2040年までに省人化を3割進め生産性を1.5倍に向上することを目指しi-Construction2.0がスタートしました。全測連としましても担い手確保に向けた取組は重要な課題であると認識していますし、今後より具体的で効果を実感できる取組みを進めていきたいと思っています。全測連の活動は会員並びに構成員企業に支えられて成り立っています。これからも皆様方の意見を聞き測量設計業の地位向上、そして会員構成員企業の経営の安定のために頑張っていく所存です、これまで同様のご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

一般社団法人 全国測量設計業協会連合会
会 長  藤 本  祐 二